学術活動関係 −国際学術協力−
学術活動関係 −国際学術協力−(年代昇順)(Gal)
■ 学術活動関係 −国際学術協力−(年代昇順)
▼ 食品汚染ー「PCB中毒(油症)事件」解決のための台湾政府行政院からの招聘:招待講演、実態調査および研究協力(台湾) 1980年、1980年、1984年
我が国で最大の食品公害と騒がれた「カネミ油症事件」と類似の食用油による中毒事件が、1979年3月、台湾の台中・彰化など中部諸都市を中心に集団発生した。患者は、黒色面皰、ざ瘡様皮疹(アクネ)、眼脂過多、歯肉及び指趾爪の色素沈着、腹痛、性的不能など油症特有の病像を呈し、その数は1980年末で1800人を超えた。
発生当初、台湾行政院衛生署(防疫處)の許書刀長官が東京大学医学部衛生学教室および厚生省「カネミ油症治療研究班」へその原因究明ならびに医療に関する研究協力を依頼して来た。
発生当初、台湾行政院衛生署(防疫處)の許書刀長官が東京大学医学部衛生学教室および厚生省「カネミ油症治療研究班」へその原因究明ならびに医療に関する研究協力を依頼して来た。
▼ 台北・円山大飯店グランドホテル
世界7大ホテルの1つ(蒋介石の妻の所有):円山大飯店(台北)
最上階のベランダからは雲の上の如きで眺望抜群
最上階のベランダからは雲の上の如きで眺望抜群
世界7大ホテルの1つ(蒋介石の妻の所有):円山大飯店(台北)
最上階のベランダからは雲の上の如きで眺望抜群
最上階のベランダからは雲の上の如きで眺望抜群
▼ 中華民国(台湾)行政院衛生署
台湾行政院衛生署 許書刀長官
台湾行政院衛生署・許書刀長官と中毒患者調査
▼ PCB中毒研究に関する招待講演とPCB中毒患者の実態調査
張耀雄衛生局長による紹介
感謝状
張 耀雄 行政院衛生局長より感謝状
▼ PCB中毒患者調査
PCB中毒患者より採血(許書刀衛生署長官)
PCB中毒症状ー顔面アクネ
PCB中毒症状ー後頭頚部アクネ
PCB中毒症状ー背中アクネ
PCB中毒症状ー臀部・陰部アクネ
PCB中毒症状ー陰部アクネ
妊婦暴露による黒子出産(追跡したが、1年後死亡)
盲学校の生徒全員がPCB中毒:
給食により暴露
給食により暴露
PCB中毒症状ー顔面アクネ
PCB中毒症状ー眼脂過多・顔面アクネ
PCB中毒症状ー歯肉黒変
PCB中毒症状ー背中アクネ
PCB中毒症状ー陰部アクネ
PCB中毒症状ー手爪黒変
PCB中毒症状ー足爪黒変
PCB中毒患者の外面的認定症状
全身性アクネ(とくに顔面、背中、陰部、臀部)、眼脂過多、歯肉黒変、両手足の爪黒変などを中毒認定の外面的主要症状とする。
「台湾における油症(PCB中毒)の分析」 (日本分析化学会誌掲載)
▼ 海洋汚染ー有機スズ海洋汚染の問題解決に関する米国政府招聘:
米国商務省標準局NBS & 米国海軍研究所 招待講演
米国商務省標準局NBS & 米国海軍研究所 招待講演
▼ 有機スズの研究開始事由
日本中が水銀、鉛、カドミウム、ヒ素などによる公害問題で苦悩している頃、先取りをして、これら物質に替わり将来問題を起こし得る物質は何かを検索した。ポーリングによる結合エネルギーやマリケンによるイオン化ポテンシャルと電子親和力とから求める電気陰性度などを駆使して、水銀、鉛などに替わり工業界、農水産業界、食品業界等において最も頻用され、地球上に残存し得る(水、空気、光、温度などに安定な)物質として有機スズを取り上げ、研究を開始した。
有機スズは化学構造上、多種多様の生物活性を示すが、とくに亜鉛と拮抗して免疫系、脳神経系、内分泌系などあらゆる生命機能の応答に絡み、構造に応じて、有益な作用としては抗がん作用や抗炎症作用を、また有害作用としては一過性の免疫毒性、脳神経毒性、内分泌(ホルモン)毒性、生殖毒性などを持つことを見出した。
この有機スズの研究は、その後とくに抗がん剤の開発など有効利用の面と食器・食品包装紙汚染由来の食品汚染や船底塗料由来の海洋汚染など有害な面の功罪両面で発展し、世界が注目するところとなった。
例えば、研究を開始して3〜4年後、抗がん剤の開発など有効利用の面では、米国の国立がん研究所(NCI)や有機&無機にわたる元素の生物活性を探索する世界の化学者たちの興味の中心となり、多くの国際会議が発足し、毎年のように主要国で持ち回り開催されている。
また有害な面では、同様に研究開始3〜4年後、この研究が食品汚染や海洋汚染の問題発覚と共に、WHO特別委員会や米国商務省(NBS)や海軍研究所等の目に留まり、これら機関をはじめロックフェラー大学など全米の各大学から招聘、講演、研究指導、研究協力などを要請されるところとなる。
海洋汚染に関しては、これに端を発して、さらに、この研究が全米からヨーロッパへと波及し、多くの国際会議も発足し、海洋汚染など世界レベルの環境問題へと発展した。そして、この研究はその後10年以上を経過した後、さらに雌雄変換など生態系の攪乱問題へと発展し、現在の環境ホルモン(内分泌攪乱化学物質)問題として認識されるに至っている。
有機スズは化学構造上、多種多様の生物活性を示すが、とくに亜鉛と拮抗して免疫系、脳神経系、内分泌系などあらゆる生命機能の応答に絡み、構造に応じて、有益な作用としては抗がん作用や抗炎症作用を、また有害作用としては一過性の免疫毒性、脳神経毒性、内分泌(ホルモン)毒性、生殖毒性などを持つことを見出した。
この有機スズの研究は、その後とくに抗がん剤の開発など有効利用の面と食器・食品包装紙汚染由来の食品汚染や船底塗料由来の海洋汚染など有害な面の功罪両面で発展し、世界が注目するところとなった。
例えば、研究を開始して3〜4年後、抗がん剤の開発など有効利用の面では、米国の国立がん研究所(NCI)や有機&無機にわたる元素の生物活性を探索する世界の化学者たちの興味の中心となり、多くの国際会議が発足し、毎年のように主要国で持ち回り開催されている。
また有害な面では、同様に研究開始3〜4年後、この研究が食品汚染や海洋汚染の問題発覚と共に、WHO特別委員会や米国商務省(NBS)や海軍研究所等の目に留まり、これら機関をはじめロックフェラー大学など全米の各大学から招聘、講演、研究指導、研究協力などを要請されるところとなる。
海洋汚染に関しては、これに端を発して、さらに、この研究が全米からヨーロッパへと波及し、多くの国際会議も発足し、海洋汚染など世界レベルの環境問題へと発展した。そして、この研究はその後10年以上を経過した後、さらに雌雄変換など生態系の攪乱問題へと発展し、現在の環境ホルモン(内分泌攪乱化学物質)問題として認識されるに至っている。
▼ 研究成果事例
▼ 米国商務省標準局(NBS) ならびに米国海軍研究所からの招聘
(招待講演ならびに研究協力)
(招待講演ならびに研究協力)
有機スズが持つ種々の生物活性の機序について解説し、有機スズ測定法を教授し、島津製作所のガスクロマトグラフ装置および高速液体クロマトグラフ装置を紹介、推薦する
米国ホワイトハウス
ホワイトハウスの東側に隣接の米国財務省
財務省と並び、ホワイトハウス前庭(ザ・エリプス)の東側に隣接の米国商務省(赤い屋根)
米国商務省標準局NBSにて招待講演
ホワイトハウス構内にて
ホワイトハウス前庭(ザ・エリプス)にて
米国建国の父の1人:アレキサンダー・ハミルトン像(財務省前)にて
ワシントン記念塔
リンカーン記念館
▼ ロックフェラー大学 招待講演
ロックフェラー大学にて講演
▼ ハーバード大学へ招待
ハーバード大学 ジョン・ハーバード座像の前にて
▼ ネバダ大学への招待
米国ネバダ州立大学学長(リノ)に招待される
ネバダ大学への招待
米国ネバダ大学(リノ)学長から招待される: 学長夫妻と食事 リノの夜を満喫
米国ネバダ大学(リノ)学長から招待される: 学長夫妻と食事 リノの夜を満喫
▼ パドア大学(イタリア・パドア)へ招待
特別招待講演 世界最古の大学・パドア大学(イタリア)にて
Tagliavini教授(イタリア・パドア大)と
パドア大(イタリア)・ケミストリーへの招待
パドア大学・バイオロジーへの招待(教授たちと)
▼ 英国へ長期出張
◉ オックスフォード大学(英国)
オールソールズ カレッジ
コンドリントンライブラリー
ラドクリフ カメラ
オックスフォード大学
近位:オックスフォードのランドマーク:ラドクリフ カメラ(左端)とラドクリフスクエア、中位:コンドリントンライブラリー、遠位:オールソールズカレッジフォークスムーアズタワー の前で
右手前:ラドクリフ カメラ 、 後方:セント・メアリー教会
オールソールズ カレッジ
クイーンズカレッジ
バリオールカレッジ
バリオールカレッジ ゲイトタワー
化学系研究棟
◉ サセックス大学(英国)
サセックス大学
サセックス大学キャンパス(ブライトンBrighton)
イギリス屈指のリゾート地ブライトンに広大かつ美しいキャンパスを構える。イングランドにおいて、政府認定の美しい景観(South Downs国立公園内)の中にキャンパスを構えるのはサセックス大学だけである。
イギリス屈指のリゾート地ブライトンに広大かつ美しいキャンパスを構える。イングランドにおいて、政府認定の美しい景観(South Downs国立公園内)の中にキャンパスを構えるのはサセックス大学だけである。
サセックス大学キャンパスは、第1級英国政府指定建築物(Grade I or II)として、キャンパス内の建物はすべて法律によって保護されている。
◉ ロンドン在住(英国)
ロンドン市街
国会議事堂 / ビッグペン
ウエストミンスター宮殿
バッキンガム宮殿前
セントポール大聖堂
大英博物館中央ホール
ウインザー城
ハプニング! 突然、直立不動の衛兵がこちらへ来るようにと手招きし、並列撮影を許可してくれる(通常では許されない近衛兵の特別配慮)
◉ サセックス・ブライトン(英国)
ブライトンのランドマーク: ロイヤル・パビリオン(王室の住居)Royal Pavilion
1800年初頭、国王ジョージ4世により建造された王室の住居
インド風の外観とオリエンタルな内装が美しい
1800年初頭、国王ジョージ4世により建造された王室の住居
インド風の外観とオリエンタルな内装が美しい
イギリス屈指のシーサイド・リゾート地:「ブライトンBrighton ビーチ」
夏は海水浴場でにぎわう。中央:パレス・ピア(ブライトン・ピア)桟橋、遊園地
夏は海水浴場でにぎわう。中央:パレス・ピア(ブライトン・ピア)桟橋、遊園地