ダイダイ(橙)の黄熟
寒凪や回青橙も黄熟す 2019年12月20日
ダイダイ(橙、学名:Citrus aurantium)は、ミカン科ミカン属の高さ4-5mになる常緑小高木。枝には刺がある。柑橘類に属する。インド、ヒマラヤが原産。日本へは中国から渡来した。平安時代(醍醐帝期)に著された本草和名(日本最古の本草書)では、「橙」と記され、別名として「代々(ダイダイ)」、「臭橙(シュウトウ)」があり、また室町中期の文明本節用集では「橙(ダイダイ)」の異名としてカブス(臭橙)(「かぶち(臭橙)」の音変化した語か)がある。また、果実は冬に黄熟するが、そのまま木に置くと翌夏には緑色を帯びるので「回青橙(かいせいとう)」の名もある。
通常、果実は完熟すると木から落ちるが、橙の場合は完熟したあとも2〜3年は落ちない。代々の果実が同時に木についていることから「代々(だいだい)」と呼ばれるようになり、縁起の良い果物として新年に飾られるようになった。初夏、葉腋に白色の小花をつけ、球形の液果を結ぶ。回青橙は「座代々(ざだいだい)」とも呼ばれ、サイズは臭橙の200g前後よりは小ぶりで150g前後である。汁は酸味強く、生食には適せず、ポン酢などに加工され酢の代用として料理に使用される。
通常、果実は完熟すると木から落ちるが、橙の場合は完熟したあとも2〜3年は落ちない。代々の果実が同時に木についていることから「代々(だいだい)」と呼ばれるようになり、縁起の良い果物として新年に飾られるようになった。初夏、葉腋に白色の小花をつけ、球形の液果を結ぶ。回青橙は「座代々(ざだいだい)」とも呼ばれ、サイズは臭橙の200g前後よりは小ぶりで150g前後である。汁は酸味強く、生食には適せず、ポン酢などに加工され酢の代用として料理に使用される。
手前は裸木となった柿木の枝、後方に黄熟した橙の木
▼ 1か月後、完熟あとも実は落ちない 2020年1月17日
去年の実も共に冬越す座代々 2020年1月17日
手前の梅はすべて落ち裸木となったが、橙の実は完熟後も木から落ちない。