咲満の芳香強きキンモクセイ(金木犀)
Fragrant orange-colored olives in full bloom
コロナ禍の鬱気払はむ金木犀 2020年10月5日
Fragrant olives in full bloom as if expecting to get rid of gloomy
due to the corona related chaos
due to the corona related chaos
キンモクセイ(金木犀、学名: Osmanthus fragrans var. aurantiacus)はモクセイ科モクセイ属の樹高5〜6mの常緑小高木樹で、モクセイ(ギンモクセイ)の変種。属名のOsmanthusは、ギリシャ語のosme(香り、においの意)とanthos(花)に由来。また、fragransは「芳しい香り」、aurantiacusは「橙色の」という意味。また、オリーブに似た実がなることから英名:fragrant orange-colored olive。樹皮がサイ(犀)の足に似ていることから中国で「木犀」と名付けられた。開花時期は9月〜10月で、強い芳香のある橙黄色の花をつける。開花期間は短く、1週間ほどである。ギンモクセイ(中国名:銀桂)の白い花色に対して、橙黄色の花を金色に見立ててキンモクセイ(中国名:丹桂)と言う。キンモクセイ(金木犀)は、春の始まりを告げるジンチョウゲ(沈丁花)、夏の始まりのクチナシ(梔子)と並ぶ「三香木」のひとつ。香りの強さは金木犀(キンモクセイ)の方が強く、銀木犀(ギンモクセイ)が弱い。葉は波打っており、縁にわずかに鋸歯があるが、キンモクセイはギンモクセイより先端が尖っており、わずかに鋸歯が小さい。雌雄異株の植物で、花粉伝播の必要のある雄株の方が雌株より花の数が多い(花付きが良い)が、日本には雄株しかないため、挿し木で増やす。花を薬用にする。花には、蝋質、オスマン、α-ツヨンなどの精油、グルコース、フルクトース、マニトール、ステアリン酸など含まれている。精油には、味覚神経の刺激、唾液や胃液の分泌促進などによる芳香性健胃作用がある。香りの主成分はβ-イオノン、リナロール、γ-デカラクトン、リナロールオキシド、cis-3-ヘキセノールなどである。花言葉は香りと花姿に由来する。謙虚・謙遜、気高い人、真実、陶酔、初恋。