リーダーの資質と智愚の差が招く医療崩壊と大量死
A crash of the health-care system and massive deaths caused by the difference in leader's qualities and wisdom
大阪府、兵庫県にみる感染爆発・医療崩壊・大量死 2021年5月16日
感染災害の大小はリーダーの資質と智愚の差に依存する。直近の事例でも、7府県の大阪府、兵庫県などでは、感染拡大を抑え切れていないにも係わらず、1都3県の東京都などに比べれば3週間も早く、緊急事態宣言の期限を前倒ししてまで拙速に解除したが、このリーダーの浅短鈍智なる時期尚早の愚策が、「成るべくして成る」が如く、東京都のレベルをはるかに超えた全国最大の急激なる感染拡大(感染爆発)を引き起こした。しかも、この大失態は、当然のことながら、感染爆発、さらには医療崩壊という事態への対応を余儀なくし、急遽、縛り(規制・罰則)のある蔓延防止等重点措置法の適用を国に申請することになる。
しかし、時すでに遅きで、当然のことながら蔓延防止法の効果はなく、すなわち「大火に小水」の如く大規模に感染蔓延、感染爆発してから後手後手に予防対策をとっても役に立つはずもなく、感染災害は拡大の一途をたどる。そして、とどのつまりは、効果のない蔓延防止法を適用後2週間で解除し、先般、先走って解除したばかりの緊急事態宣言を再々度、発出せざるを得なくなっている。
しかし、時すでに遅きで、当然のことながら蔓延防止法の効果はなく、すなわち「大火に小水」の如く大規模に感染蔓延、感染爆発してから後手後手に予防対策をとっても役に立つはずもなく、感染災害は拡大の一途をたどる。そして、とどのつまりは、効果のない蔓延防止法を適用後2週間で解除し、先般、先走って解除したばかりの緊急事態宣言を再々度、発出せざるを得なくなっている。
■ 死者発生動向が示す「リーダーの資質と智愚の差」
Differences in qualities and wisdom of leader indicated by the trend of deaths
▼ 死者発生を当たり前と思うな!
上述の如く、直近では、今回の大阪府、兵庫県などの必然の大失態(感染爆発)も、行き当たりばったりの先見の識ならびに危機管理能の資質を欠くリーダー(リーダーの智愚の差)がもたらす感染災害の見本とも言える結末である。しかも、この感染災害の誘発は、とどのつまりは、労力、時間、費用(含・多額の税金)の浪費など国民への余計な負荷となって、国民生活や社会経済に無駄な混乱と負担を強い、国民を翻弄、疲弊させ、医療崩壊を招き、尊い命を奪うに至らしめる。
こうした学習なき人災がもたらす国民への迷惑は極めて深刻である。とくに、大量殺人の如き、大量の死者(過去最多)を発生させた事実と責任は重大である。果たして、犠牲となった死者に対して、その責任を取る覚悟はあるのであろうか。また、どのようにその責任が取れるのであろうか。しかも、その責任は数値ではなく、「個の存在と尊厳」に重きを置き、敬意をもって問われ、論じられるべきである。
こうした学習なき人災がもたらす国民への迷惑は極めて深刻である。とくに、大量殺人の如き、大量の死者(過去最多)を発生させた事実と責任は重大である。果たして、犠牲となった死者に対して、その責任を取る覚悟はあるのであろうか。また、どのようにその責任が取れるのであろうか。しかも、その責任は数値ではなく、「個の存在と尊厳」に重きを置き、敬意をもって問われ、論じられるべきである。
▼ リーダーの資質や智愚の差が招く医療崩壊と大量死
以下に、死者発生における日々の結果変動を平準化し、全体の死者発生動向を把握するために、新規死亡者における過去7日間の平均値の日別推移を「7日間移動平均」として表示する。
▼ 死者発生率(新規死者の人口比)が示す「リーダーの資質と智愚の差による医療崩壊と大量死」
以下に、死者発生の日々の変動を平準化し、全体の死者発生動向を死者発生率(新規死者の人口比率)として把握するために、新規死亡者における過去7日間の平均値の日別推移を各都府県の人口100万人当たりの「7日間移動平均」として表示する。(各都府県の人口は2021年4月1日現在の自治体構成を採用)