自粛頼りの無能無策リーダーはワクチン供給に専念すべし!
An incompetent and policy-nothing leader who relies solely on
self-restraint and patience of the people only
should focus intently on vaccine supply !
self-restraint and patience of the people only
should focus intently on vaccine supply !
国民の自粛・忍耐のみに頼る無能無策リーダーはワクチン供給に専念すべし !
感染災害の大小はリーダーの智愚の差に依存する 2021年4月25日
Degree of infectious disaster depends on the profound difference
between the wisdom of leader !
between the wisdom of leader !
■ 回想:コロナウイルス武漢発生当時の懸念の拙句「感染の緊要蟻の一穴の理」が必然の現実となっている!
昨年7月、同窓会誌・特集「コロナ禍」への寄稿文「感染の緊要蟻の一穴の理」の中で、問題の初期対応にフォーカスし、中国・武漢発生当時よりの半年間を纏めた懸念の内容が今や必然の現実となっている。一部抜粋すると、昨年1月、『 新年早々、国際会議の特別招待講演で訪れた中国・武漢で、新型コロナウイルスが発生したとのニュースが入った。武漢での感染者は当初1月2日までに41例、1月20日には計198例となり、この時点では、武漢以外の地域での3例に、日本1例、タイ2例、韓国1例の輸入例4例を合わせて205例(内、死亡者3例)の感染者が確認された。この不穏なニュースに接した時、2009年の新型インフルエンザ(パンデミック2009)が脳裏を過り、思わず「感染の緊要“蟻の一穴”の理」と懸念の拙句を口走っていた。感染においては、この時期での「迅速な対応」が最も重要で、「蟻の一穴天下の破れ」(ほんの僅かな油断や軽視が、大きな失敗や損害さらには国家の乱れを引き起こす)の思いであった。』
『 ウイルス感染の拡大は「人の移動と接触」が全てであり、その防止には「初期対応」が全てである。しかも、感染災害の大小は、「リーダーの智愚の差」に依存する。事実、不幸にも人の移動に対する「先見の識あるいは慧眼」なきリーダーを持つ国々では、愚策・後手策の連鎖で、ウイルスを全土に蔓延させ、取返しのつかない深刻な事態を招いており、優れたリーダーを持つ国々では感染への初期対応が速く、迅速・短期・集中の理に適った阻止対策(封じ込め)により、感染拡大を抑え、早々に新規死者ゼロを維持している。ウイルスを国内に招き入れ、全土に拡散させてからでは「後の祭り」で、ワクチンや特効薬が無い限り、国民はその始末(ウイルス禍)に翻弄され、疲弊する。結果、予期せぬ死者を出す。「成るべくして成る」である。』
『 ウイルス感染の拡大は「人の移動と接触」が全てであり、その防止には「初期対応」が全てである。しかも、感染災害の大小は、「リーダーの智愚の差」に依存する。事実、不幸にも人の移動に対する「先見の識あるいは慧眼」なきリーダーを持つ国々では、愚策・後手策の連鎖で、ウイルスを全土に蔓延させ、取返しのつかない深刻な事態を招いており、優れたリーダーを持つ国々では感染への初期対応が速く、迅速・短期・集中の理に適った阻止対策(封じ込め)により、感染拡大を抑え、早々に新規死者ゼロを維持している。ウイルスを国内に招き入れ、全土に拡散させてからでは「後の祭り」で、ワクチンや特効薬が無い限り、国民はその始末(ウイルス禍)に翻弄され、疲弊する。結果、予期せぬ死者を出す。「成るべくして成る」である。』
▼ 感染防止対策の鉄則
感染防止対策には、ウイルスの1)感染源を断つ、2)感染経路を断つ、および3)人の免疫環境の整備(体制、ワクチン、特効薬など)などが要素として挙げられるが、究極の解決策は「感染源を断つ」ことである。この感染源対策の鉄則は「人と人との接触防止」であり、「ウイルス保有者の隔離」あるのみである。誰もが考える常識的なことであるが、残念ながら今の日本政府の「ウイルス対策」ではこの常識すら欠落している。
▼ 拡大防止には、速い初期対応と強力な迅速・短期・集中のメリハリある阻止対策(封じ込め)による前向き対策が最も重要!
しかも、感染拡大の防止には、感染初期の対応を一刻も速く、かつ強力な迅速・短期・集中のメリハリある理に適った阻止対策(封じ込め)を旨とする「前向き対策」が最も重要であるが、未だに後手後手の「後追い対策、手遅れ対策」ばかりで、全く実効性のない政策が学習もなく繰り返し続いている。ウイルスを国内に招き入れ、全土に拡散させ、蔓延させてからでは「後の祭り」で、ワクチンや特効薬が無い限り、国民はその始末(ウイルス禍)に翻弄され、疲弊する。結果、予期せぬ死者を出す。「成るべくして成る」である。
▼ 先見の能なき者政治家にあらず!
真の政治家(statesman) は公正な見識と指導力を具えた人物であって、先見の識(事が起こる前にそれを見抜く見識、また先を見抜いて適した判断をする力)ならびに慧眼(物事の本質、人物が持つ能力、将来などを見抜く力)なる資質を有する者であるべきである。
▼ 感染災害の大小はリーダーの資質と智愚の差に依存する
感染災害の大小はリーダーの資質と智愚の差に依存する。直近の事例でも、7府県の大阪府、兵庫県などでは、感染拡大を抑え切れていないにも係わらず、1都3県の東京都などに比べれば3週間も早く、緊急事態宣言の期限を前倒ししてまで拙速に解除したが、このリーダーの浅短鈍智なる時期尚早の愚策が、「成るべくして成る」の如く、東京都のレベルをはるかに超えた全国最大の急激なる感染拡大(感染爆発)を引き起こした。しかも、この大失態は、当然のことながら、感染爆発、さらには医療崩壊という事態への対応を余儀なくし、急遽、縛り(規制・罰則)のある蔓延防止等重点措置法の適用を国に申請することになる。
しかし、時すでに遅きで、当然のことながら蔓延防止法の効果はなく、すなわち「大火に小水」の如く大規模に感染蔓延、感染爆発してから後手後手に予防対策をとっても役に立つはずもなく、感染災害は拡大の一途をたどる。そして、とどのつまりは、効果のない蔓延防止法を適用後2週間で解除し、先般、先走って解除したばかりの緊急事態宣言を再々度、発出せざるを得なくなっている。
こうした行き当たりばったりの先見なきリーダー(行政)であるが故に、コロナウイルスが日本に輸入されてより1年4か月を経た現時点においても、第1波、第2波、第3波と感染爆発を経験しながら、そこから後々の判断基準となり得るような検証や確かなエビデンスを残すでもなく、故に適切かつ有効な手立てもなく、その都度、場当たり的にその場しのぎの策を講ずる結果となっている。当然ながら、後手後手の手遅れ対策ばかりで、実効性のある策は一斉為されていない。行政の策として実にお粗末の極みであるが、これが現在の後手後手(手遅れ)の先見なきリーダーシップを露呈する実態である。こうした事例は、まさに、場当たり的で、先見の識ならびに危機管理能の資質を欠くリーダー(リーダーの智愚の差)がもたらす感染災害の見本とも言える結末であり、際限なく国民を翻弄し苦しめ続けている諸悪の根源でもある。
しかし、時すでに遅きで、当然のことながら蔓延防止法の効果はなく、すなわち「大火に小水」の如く大規模に感染蔓延、感染爆発してから後手後手に予防対策をとっても役に立つはずもなく、感染災害は拡大の一途をたどる。そして、とどのつまりは、効果のない蔓延防止法を適用後2週間で解除し、先般、先走って解除したばかりの緊急事態宣言を再々度、発出せざるを得なくなっている。
こうした行き当たりばったりの先見なきリーダー(行政)であるが故に、コロナウイルスが日本に輸入されてより1年4か月を経た現時点においても、第1波、第2波、第3波と感染爆発を経験しながら、そこから後々の判断基準となり得るような検証や確かなエビデンスを残すでもなく、故に適切かつ有効な手立てもなく、その都度、場当たり的にその場しのぎの策を講ずる結果となっている。当然ながら、後手後手の手遅れ対策ばかりで、実効性のある策は一斉為されていない。行政の策として実にお粗末の極みであるが、これが現在の後手後手(手遅れ)の先見なきリーダーシップを露呈する実態である。こうした事例は、まさに、場当たり的で、先見の識ならびに危機管理能の資質を欠くリーダー(リーダーの智愚の差)がもたらす感染災害の見本とも言える結末であり、際限なく国民を翻弄し苦しめ続けている諸悪の根源でもある。
■ 感染災害動向が示す「リーダーの資質と智愚の差」
上述の如く、直近では、今回の大阪府、兵庫県などの必然の大失態(感染爆発)も、行き当たりばったりの先見の識ならびに危機管理能の資質を欠くリーダー(リーダーの智愚の差)がもたらす感染災害の見本とも言える結末である。しかも、この感染災害の誘発は、とどのつまりは、労力、時間、費用(含・多額の税金)の浪費など国民への余計な負荷となって、国民生活や社会経済に無駄な混乱と負担を強い、国民を翻弄、疲弊させ、医療崩壊を招き、尊い命を奪うに至らしめる。
こうした学習なき人災がもたらす国民への迷惑は極めて深刻である。とくに、大量殺人の如き、大量の死者(過去最多)を発生させた事実と責任は重大である。果たして、犠牲となった死者に対して、その責任を取る覚悟はあるのであろうか。また、どのようにその責任が取れるのであろうか。しかも、その責任は数値ではなく、「個の存在と尊厳」に重きを置き、敬意をもって問われ、論じられるべきである。
こうした学習なき人災がもたらす国民への迷惑は極めて深刻である。とくに、大量殺人の如き、大量の死者(過去最多)を発生させた事実と責任は重大である。果たして、犠牲となった死者に対して、その責任を取る覚悟はあるのであろうか。また、どのようにその責任が取れるのであろうか。しかも、その責任は数値ではなく、「個の存在と尊厳」に重きを置き、敬意をもって問われ、論じられるべきである。
▼ リーダーの資質や智愚の差が招く感染爆発と医療崩壊
以下に、感染発生における日々の結果変動を平準化し、全体の感染発生動向を把握するために、新規感染者における過去7日間の平均値の日別推移を「7日間移動平均」として表示する。
リーダーの資質と智愚の差が招く感染爆発と医療崩壊(1.24〜4.28) (拡大-pdf)
▼ 感染者発生率(新規感染者の人口比率)が示す「リーダーの資質と智愚の差による感染爆発と医療崩壊」
以下に、感染発生の日々の変動を平準化し、全体の感染発生動向を感染者発生率(新規感染者の人口比率)として把握するために、新規感染者における過去7日間の平均値の日別推移を各都府県の人口100万人当たりの「7日間移動平均」として表示する。(各都府県の人口は2021年4月1日現在の自治体構成を採用)
■「感染源を供給する」杜撰な水際対策
Leaky quarantine measures supplying a source of infection
▼ 手遅れ! 空港検疫「抜け漏れ」による変異ウイルスの国内蔓延化が潜行
上述の如く、感染防止対策には、ウイルスの1)感染源を断つ、2)感染経路を断つ、および3)人の免疫環境の整備(体制、ワクチン、特効薬など)などが要素として挙げられるが、究極の解決策は「感染源を断つ」ことである。この「感染源を断つ」ためには、「人と人との接触防止」、「ウイルス保有者の隔離」は言うまでもなく、ウイルスの海外から国内への侵入阻止すなわち「水際対策」が最も重要であるが、今の日本の「水際対策」では、「ザルに水漏れ」の如く、この常識すら欠落している。
日本の水際対策における考えの甘さ、危機感覚の無さ、中途半端な対応は、コロナ発生当初より問題視されて来たが、今日に至るまで全く改善されず、まさに、常人では判断に苦しむような「ザルに水漏れ」の如き水際対策が続けられている。すなわち、「感染源を断つ」どころか「感染源を供給」すべく対策が取り続けられているのである。 「ザルに水漏れ」の如き水際対策によって、ウイルスを国内に招き入れ、「ウイルス保有者の移動」による「人と人との接触」で全土に拡散させる。ウイルスを全土に蔓延させてからでは「後の祭り」で、ワクチンや特効薬が無い限り、国民はその始末(ウイルス禍)に翻弄され、疲弊する。結果、予期せぬ死者を出す。こうしたお粗末な「成るべくして成る」の悪循環を繰り返しているのである。
そもそも、日本における新型コロナウイルスの感染拡大の主要因ならびにコロナ禍の諸悪の根源の1つは、入国管理におけるウイルスに対する「ザルに水漏れ」の如き杜撰な水際対策にあるが、信じ難きことは、この杜撰な水際対策が学習もなく今なお続いていることである。当然のことながら、このような「感染源を供給する」杜撰な水際対策が存続する以上、国内での感染拡大、感染爆発が絶えることなく、繰り返し引き起こされていることも頷けることである。
中国・武漢で大量発生した新型コロナウイルスが世界へ拡散し始めた初期においても、日本における水際対策は「ザルに水漏れ」の喩えそのものであった。すなわち、ウイルスが中国・武漢から世界各国へ感染拡大しているにもかかわらず、しかも500万人が大移動するという中国の春節休暇の時期前後であるにもかかわらず、無規制のまま、中国からの大量入国をはじめ諸外国からの訪日外国人ならびに帰国者の大量入国、さらには入国制限直前の駆け込み入国を含む海外からの出入国を野放しにさせてしまった。この浅短鈍智なる初期対応が、以後の感染爆発の根源となり、国内における急激な感染拡大を引き起こす引き金となった。政府は慌てて2/1には中国・湖北省のみ入国制限、3/9には中国・韓国、3/21には欧州諸国やエジプト、3/26には米国、3/28にはアジア諸国、そして4/3には全世界諸国に対して入国拒否などの規制をかけたが、すべて時すでに遅きで、日本国内に第1次感染爆発(感染災害)を引き起こす結果となってしまった。そして、4/7には7都府県に緊急事態宣言、4/16には全国に緊急事態宣言、さらに5/7には緊急事態宣言の延長を発出せざるを得なくなったのであるが、すべて「後の祭り」で、実効性のない「行き当たりばったり」の後手後手の策となったのである。
しかるに、その後の水際対策は向上的な学習もなく、中国・武漢で発生した従来株ウイルスの初期輸入の時と同様に、変異株ウイルスにおいても、世界が英国や南アフリカで確認された変異株の侵入防止対策に奔走しているというのに、日本は逆行甚だしく、昨年10月1日以降は世界各国地域からの新規入国を再開し、11月1日以降は渡航中止勧告が出ていた各国からの入国制限緩和措置を開始し、入国者の空港でのウイルス検査の不要や滞在歴のある外国人の入国拒否解除など、逆に水際対策を緩和している。滞在歴のある外国人の入国拒否も解除された(当然、この時点で、すでに変異ウイルスが日本中に拡散されていることが推測できる)。
こうした常識では理解に苦しむような野放し状態のザル様水際対策が、現在に至るまで、学習もなく続いており、日本国中が感染力の強い変異ウイルスで蔓延するのも遠からずである。直近でも、インドで猛威を振るい、英国株の“次の脅威”となる可能性のある「二重変異株」が、すでに21カ国以上に拡散し、諸外国がその侵入防止に躍起になっているというのに、日本ではインドからの入国拒否の措置が遅れ、すでに野放しで国内への侵入を許している。間引き検査であり、氷山の一角であるが、2021年4月26日現在、国内では21件が確認されている。
こうした鈍感で危機管理能のない後手後手の入国管理が、「ザルに水漏れ」の如くウイルスを国内に招き入れ、必然的に市中感染を誘発し、感染拡大の防止に努力している国民の自粛・忍耐を台無しにしているのである。
日本の水際対策における考えの甘さ、危機感覚の無さ、中途半端な対応は、コロナ発生当初より問題視されて来たが、今日に至るまで全く改善されず、まさに、常人では判断に苦しむような「ザルに水漏れ」の如き水際対策が続けられている。すなわち、「感染源を断つ」どころか「感染源を供給」すべく対策が取り続けられているのである。 「ザルに水漏れ」の如き水際対策によって、ウイルスを国内に招き入れ、「ウイルス保有者の移動」による「人と人との接触」で全土に拡散させる。ウイルスを全土に蔓延させてからでは「後の祭り」で、ワクチンや特効薬が無い限り、国民はその始末(ウイルス禍)に翻弄され、疲弊する。結果、予期せぬ死者を出す。こうしたお粗末な「成るべくして成る」の悪循環を繰り返しているのである。
そもそも、日本における新型コロナウイルスの感染拡大の主要因ならびにコロナ禍の諸悪の根源の1つは、入国管理におけるウイルスに対する「ザルに水漏れ」の如き杜撰な水際対策にあるが、信じ難きことは、この杜撰な水際対策が学習もなく今なお続いていることである。当然のことながら、このような「感染源を供給する」杜撰な水際対策が存続する以上、国内での感染拡大、感染爆発が絶えることなく、繰り返し引き起こされていることも頷けることである。
中国・武漢で大量発生した新型コロナウイルスが世界へ拡散し始めた初期においても、日本における水際対策は「ザルに水漏れ」の喩えそのものであった。すなわち、ウイルスが中国・武漢から世界各国へ感染拡大しているにもかかわらず、しかも500万人が大移動するという中国の春節休暇の時期前後であるにもかかわらず、無規制のまま、中国からの大量入国をはじめ諸外国からの訪日外国人ならびに帰国者の大量入国、さらには入国制限直前の駆け込み入国を含む海外からの出入国を野放しにさせてしまった。この浅短鈍智なる初期対応が、以後の感染爆発の根源となり、国内における急激な感染拡大を引き起こす引き金となった。政府は慌てて2/1には中国・湖北省のみ入国制限、3/9には中国・韓国、3/21には欧州諸国やエジプト、3/26には米国、3/28にはアジア諸国、そして4/3には全世界諸国に対して入国拒否などの規制をかけたが、すべて時すでに遅きで、日本国内に第1次感染爆発(感染災害)を引き起こす結果となってしまった。そして、4/7には7都府県に緊急事態宣言、4/16には全国に緊急事態宣言、さらに5/7には緊急事態宣言の延長を発出せざるを得なくなったのであるが、すべて「後の祭り」で、実効性のない「行き当たりばったり」の後手後手の策となったのである。
しかるに、その後の水際対策は向上的な学習もなく、中国・武漢で発生した従来株ウイルスの初期輸入の時と同様に、変異株ウイルスにおいても、世界が英国や南アフリカで確認された変異株の侵入防止対策に奔走しているというのに、日本は逆行甚だしく、昨年10月1日以降は世界各国地域からの新規入国を再開し、11月1日以降は渡航中止勧告が出ていた各国からの入国制限緩和措置を開始し、入国者の空港でのウイルス検査の不要や滞在歴のある外国人の入国拒否解除など、逆に水際対策を緩和している。滞在歴のある外国人の入国拒否も解除された(当然、この時点で、すでに変異ウイルスが日本中に拡散されていることが推測できる)。
こうした常識では理解に苦しむような野放し状態のザル様水際対策が、現在に至るまで、学習もなく続いており、日本国中が感染力の強い変異ウイルスで蔓延するのも遠からずである。直近でも、インドで猛威を振るい、英国株の“次の脅威”となる可能性のある「二重変異株」が、すでに21カ国以上に拡散し、諸外国がその侵入防止に躍起になっているというのに、日本ではインドからの入国拒否の措置が遅れ、すでに野放しで国内への侵入を許している。間引き検査であり、氷山の一角であるが、2021年4月26日現在、国内では21件が確認されている。
こうした鈍感で危機管理能のない後手後手の入国管理が、「ザルに水漏れ」の如くウイルスを国内に招き入れ、必然的に市中感染を誘発し、感染拡大の防止に努力している国民の自粛・忍耐を台無しにしているのである。
■ 日本国内に拡散された変異株(ゲノム解析)の確認数
ここに発表されている数値は、陽性者の5%程度を間引き検査した結果であり、あくまでも氷山の一角を捉えているに過ぎず、潜在的には現結果の20倍以上の変異ウイルスの感染者が既に存在しているものと思われる。
こんな杜撰な検査対応では、のちのち変異ウイルス蔓延で、取り返しのつかない事態を招くこと必然である。一刻も早い変異ウイルスの全国的な「検査体制の拡充・確立」が望まれる。
こんな杜撰な検査対応では、のちのち変異ウイルス蔓延で、取り返しのつかない事態を招くこと必然である。一刻も早い変異ウイルスの全国的な「検査体制の拡充・確立」が望まれる。
日本国内に拡散された変異株(ゲノム解析)の確認数(12.25〜4.27) (拡大-pdf)