『即位の礼』
令和天皇が即位の大礼を行う 2019年10月22日〜11月15日
即位の礼
即位の礼は、剣璽等承継の儀(天皇が皇位を継承された証として剣璽・御璽・国璽を承継される儀式)、即位後朝見の儀(天皇がご即位後、初めて公式に三権の長をはじめ国民を代表する人々に会われる儀式)、即位礼正殿の儀(天皇が自らの即位を国の内外に宣明するとともに、その即位を内外の代表が寿ぐ儀式であり、即位の礼の中心となる儀式)、祝賀御列の儀(広く国民にご即位を披露され、祝福を受けられる儀式)、饗宴の儀(即位礼正殿の儀に参列した内外の賓客に対し、謝意を表して持て成すための宮中晩餐会)の5つの儀式から成る儀式の総称である。
即位の礼は、剣璽等承継の儀(天皇が皇位を継承された証として剣璽・御璽・国璽を承継される儀式)、即位後朝見の儀(天皇がご即位後、初めて公式に三権の長をはじめ国民を代表する人々に会われる儀式)、即位礼正殿の儀(天皇が自らの即位を国の内外に宣明するとともに、その即位を内外の代表が寿ぐ儀式であり、即位の礼の中心となる儀式)、祝賀御列の儀(広く国民にご即位を披露され、祝福を受けられる儀式)、饗宴の儀(即位礼正殿の儀に参列した内外の賓客に対し、謝意を表して持て成すための宮中晩餐会)の5つの儀式から成る儀式の総称である。
■ 賢所大前の儀 10月22日
即位宣言(即位礼正殿の儀)に先立ち、賢所に天皇陛下が拝礼 「即位礼正殿の儀」を行うことを伝える
■ 即位礼正殿の儀 10月22日
即位の礼の中心儀式と成る「即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)」が、10月22日に、日本と国交のある195ヶ国から元首や祝賀使節の夫妻、駐日大使らを招いて、皇居宮殿・正殿松の間で執り行われた。即位礼正殿の儀は、天皇が自らの即位を国の内外に宣明するとともに、その即位を内外の代表が寿ぐ儀式であり、即位の礼の中心となる儀式である。
▼ 世界191の国・機関代表2000人参列 10月22日
日本と国交のある195ヶ国から元首や首脳、祝賀使節の夫妻、駐日大使らが参列した。
▼ 正殿の儀・式典参列 10月22日
▼ 饗宴の儀参列 10月22日
英国チャールス皇太子
オランダ・アレクサンダー国王夫妻
スペイン・フェリペ国王夫妻
デンマークのフレデリック皇太子夫妻
グスタス・スエーデン国王夫妻
グスタス・スエーデン国王
アメリカ チャオ運輸長官
ミャンマー・アウンサンスーチー国家最高顧問兼外相
■ 饗宴の儀 10月22日
天皇陛下の即位を祝う祝宴「饗宴の儀(きょうえんのぎ)」が10月22日夜、皇居・宮殿の豊明殿(ほうめいでん)で開かれた。饗宴の儀は、即位礼正殿の儀に参列した内外の賓客に対し、謝意を表して持て成すための宮中晩餐会であるが、1回目の同日は海外の国王や元首ら約300人が招かれ、皇室を中心に国際親善の宴となった。出席者数は海外賓客約250人と、皇族方など日本側の出席者を合わせた計約300人。祝宴は午後7時半ごろに始まり、宮殿には西欧、アジア、アフリカなどからの参列者が次々と姿をみせた。午後9時ごろには両陛下も主会場に入り、通訳なしで周囲の賓客と談笑された。料理は和食のコースが振る舞われ、食事の後には2次会にあたる「後席」も開催された。宴は開始から約4時間後の午後11時半ごろに終了した。
饗宴の儀は、即位礼正殿の儀当日(22日)に加えて、今月25、29、31日にも宮殿豊明殿や長和殿にて開催される。計4回の開催で出席を予定する内外の賓客は約2千人。前回の平成時は4日間で計7回、約3400人を招いた。今回は皇后さまの体調も考慮し、前回よりも規模を縮小した。饗宴の儀は即位礼正殿の儀や、今回は11月10日に延期になった祝賀パレード「祝賀御列の儀」とともに、即位礼を構成する国事行為の一つと位置付けられている。
饗宴の儀は、即位礼正殿の儀当日(22日)に加えて、今月25、29、31日にも宮殿豊明殿や長和殿にて開催される。計4回の開催で出席を予定する内外の賓客は約2千人。前回の平成時は4日間で計7回、約3400人を招いた。今回は皇后さまの体調も考慮し、前回よりも規模を縮小した。饗宴の儀は即位礼正殿の儀や、今回は11月10日に延期になった祝賀パレード「祝賀御列の儀」とともに、即位礼を構成する国事行為の一つと位置付けられている。
英国チャールス皇太子
オランダ・アレクサンダー国王夫妻
スペイン・フェリペ国王夫妻
ベルギー王国・フィリップ国王夫妻
ベルギー王国
グスタス・スエーデン国王夫妻
デンマークのフレデリック皇太子夫妻
モナコ公国・アルベール二世公
フランス・サルコジ元大統領
ブータン・ワンチュク国王夫妻
ブータン・ワンチュク国王
■ 祝賀御列の儀(パレード) 11月10日
11月10日午後、天皇陛下即位に伴う「即位礼」の最後の行事「祝賀御列の儀(そくいおんれつのぎ)」(即位パレード)が皇居から赤坂御所までの約4.6KM、所要時間・約30分で行なわれた。祝賀御列の儀は「剣璽等承継の儀」「即位後朝見の儀」「即位礼正殿の儀」という3つの儀式の後に行われ、新天皇が即位礼正殿の儀を終えられた後、広く国民にご即位を披露され、祝福を受けられる儀式で、天皇・皇后が皇居宮殿から赤坂御用地にある赤坂御所まで御料車でパレードする儀式である。
祝賀御列の儀は、当初、10月22日の即位礼正殿の儀とそのあとの饗宴の儀との間の15時30分からを予定されていたが、9月に襲来した台風15号および10月中旬に襲来した台風19号によって広範囲に激しい被害がもたらされたため、11月10日に延期された。
穏やかな晩秋の日差しの下、沿道には約11万9000人(内閣府発表)が詰め掛け祝福。天皇、皇后両陛下は特注の新型トヨタ「センチュリーオープンカー特装車」に乗り、沿道の奉祝に手を振って応えられた。
パレードの主なルートは、皇居・宮殿➡二重橋前➡桜田門➡国会議事堂正門前➡憲政記念館前➡国立国会図書館前➡平河町➡都道府県会館前➡青山1丁目交差点➡赤坂御所。警護・警衛に車列を構成した警察車両・二輪車は52台。また、各国車列の警備や都内の広い範囲での警備のため、全国の道府県から応援のパトカー、警察官が動員された。
祝賀御列の儀は、当初、10月22日の即位礼正殿の儀とそのあとの饗宴の儀との間の15時30分からを予定されていたが、9月に襲来した台風15号および10月中旬に襲来した台風19号によって広範囲に激しい被害がもたらされたため、11月10日に延期された。
穏やかな晩秋の日差しの下、沿道には約11万9000人(内閣府発表)が詰め掛け祝福。天皇、皇后両陛下は特注の新型トヨタ「センチュリーオープンカー特装車」に乗り、沿道の奉祝に手を振って応えられた。
パレードの主なルートは、皇居・宮殿➡二重橋前➡桜田門➡国会議事堂正門前➡憲政記念館前➡国立国会図書館前➡平河町➡都道府県会館前➡青山1丁目交差点➡赤坂御所。警護・警衛に車列を構成した警察車両・二輪車は52台。また、各国車列の警備や都内の広い範囲での警備のため、全国の道府県から応援のパトカー、警察官が動員された。
■ 大嘗祭(「大嘗宮の儀」と「大饗の儀」) 11月14日〜18日
大嘗祭(だいじょうさい)は、日本の天皇が皇位継承に際して行う宮中祭祀であり、皇室行事である。1200年以上前から行われている皇室の伝統的な即位の儀式で、新天皇が天照大神などの神々に初めて新穀を供え、国民や国の安寧と五穀豊穣を祈り、神々と食事を共にするものである。
毎年11月には五穀豊穣や国家安寧を祈る「新嘗祭(にいなめさい)」が行われるが、その中でも特に新天皇が即位(現代では国事行為となる即位の礼の各儀式が終了)した後に初めて行う新嘗祭を大嘗祭(だいじょうさい)という。この大嘗祭には中核行事として大嘗宮の儀(だいじょうきゅう)と大饗の儀(だいきょうのぎ)があり、皇位継承に伴う一代に一度だけの儀式である。大嘗宮の儀は11月14日から15日にかけて、大饗の儀は11月 16、18日に行われた。
毎年11月には五穀豊穣や国家安寧を祈る「新嘗祭(にいなめさい)」が行われるが、その中でも特に新天皇が即位(現代では国事行為となる即位の礼の各儀式が終了)した後に初めて行う新嘗祭を大嘗祭(だいじょうさい)という。この大嘗祭には中核行事として大嘗宮の儀(だいじょうきゅう)と大饗の儀(だいきょうのぎ)があり、皇位継承に伴う一代に一度だけの儀式である。大嘗宮の儀は11月14日から15日にかけて、大饗の儀は11月 16、18日に行われた。
▼ 大嘗宮の儀 11月14日〜15日
天皇陛下が即位後初めて、新穀を皇祖・天神地祇に供え、自らも召し上がり、国家・国民のために安寧と五穀豊穣などを感謝し祈念する儀式「大嘗宮の儀」が、11月14日夜から15日未明にかけて皇居・東御苑に造営された大嘗宮で行われた。
▼ 大饗の儀 11月 16、18日
天皇陛下が「大嘗宮の儀」に参列した人たちを招いて催される饗宴「大饗の儀」、すなわち大嘗宮の儀の後,天皇が参列者に白酒(しろき)・黒酒(くろき)・酒肴を賜り,ともに召し上がる儀式が、11月 16、18日に皇居・宮殿で開かれ、皇族方や三権の長ら289人が出席した。
■ 親謁の儀(伊勢神宮への報告) 11月22日〜23日
天皇皇后両陛下は、即位の礼や大嘗祭など一連の即位の儀式を無事終えたことを神々に報告する「親謁の儀」に臨まれるため、22日午前(9時ごろ)には、小雨が降る中、伊勢神宮外宮を参拝し、前日と打って変わって晴天に恵まれた23日午前(9時20分すぎ)には、伊勢神宮内宮を参拝した。陛下は「黄櫨染御袍」(こうろぜんのごほう)に身を包み、幌の取り外された二頭立ての儀装馬車でゆっくりと参道を進まれ、装束姿の側近たちが徒歩で同行した。皇室の祖先神とされる「天照大神」を祭る内宮の「正宮」へ。皇位の証しとされる剣と璽(じ)と共に正殿へと進み、玉串をささげて拝礼した。続いて、釵子(さいし)に大垂髪(おすべらかし)、御檜扇(おんひおうぎ)をお持ちになり、十二単をお召しになられ、即位パレード「祝賀御列の儀」で使われた御料車(オープンカー)で参道を進んだ皇后さまが正宮に向かい、同様の所作で拝礼した。
▼ 親謁の儀 外宮参拝 11月22日
▼ 親謁の儀 内宮参拝 11月23日
TV各社(NHK、テレビ朝日、TBS,日本テレビ、フジテレビ、テレビ東京)より時事の事実報道として公表放映されたニュース動画像を、時事記録の保存用に、デジタルカメラにて撮影し、画像加工し、編集した。