安全性等の利益享受の権利が「危害」行為によって侵害されている|「生命と微量元素」講座<荒川泰昭>

「生命と微量元素」講座

安全性等の利益享受の権利が「危害」行為により侵害される

Rights to enjoy benefits such as safety are violated by harmful acts

「危害」行為による安全性等利益享受の権利の侵害

Violation of the right to enjoy benefits such as safety due to “harmful” acts
■ 近年、個人や社会において保障されるべき「安全性等の利益享受の権利」が「危害」行為によって侵害される事案が各種領域で頻発している!
Cases where rights to enjoy benefits such as safety that should be guaranteed for individuals and society are violated by “harmful” acts, are occurring frequently in various areas.
人が享受すべき全ての利益の中で最も死活的に保障されるべきものは、「安全性 Security」(身体、財産、名誉、不正干渉など)という利益であるが、この利益権利(功利性)を他者が奪い取ることは、権利の侵害すなわち危害原理における「危害」に相当する。すなわち、言い換えれば、危害による他者の権利侵害である。

そして、当然ながら、この他者への危害の防止には、それ相当の「強制」の負責が正当化される(他者危害原則;ミル提示)。

本項に掲載の建設工事事例においても、然りである。短絡的・偏狭的に、自己の欲望の充足や利益の追求のみに専念し、他者の不利益損害を考慮せず、他者や社会一般に及ぼす迷惑を考慮しない態度や行動に対しては、必然的に「他者への危害の防止」のための「強制措置」、すなわち「法的処罰」や「世論による道徳的強制」が余儀なくされる。

■ 近年とくに目立つ「無法化同然」の不良工事
In recent years, particularly noticeable defective 
construction as bad as lawlessness

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