箱根湯本温泉にて静養
箱根湯本温泉にて静養 2016年8月〜2017年3月
東京の奥座敷・箱根湯本の30年来の定宿(天然自家源泉100%かけ流しの宿)にて静養 7年前の被追突事故の後遺症(右体側の腰痛・下肢痛)を癒す 2016年8月〜2017年3月
▼ 箱根湯本温泉にて静養 2016年 8月、9月、10月
箱根湯本周辺地図
早川:あじさい橋から上流を望む
早川に架かるあじさい橋
早川 (箱根火山外輪山芦ノ湖付近より漏出→仙石原→宮ノ下→箱根湯本→小田原市早川→相模湾に注ぐ)
早川に架かる湯本橋(歩道)
早川:湯本橋から下流を望む
この先が須雲川との分流点
この先が須雲川との分流点
早川:湯本橋(湯本温泉郷の入口)から上流の旭橋を望む
■ 旧岩崎彌之助邸別邸和館(1904年築)と一万坪の回遊式日本庭園である旧山月園(国登録有形文化財(文化庁 第14-0025))
三菱の創業者・岩崎彌太郎の弟であり、三菱財閥の2 代目総帥である岩崎 彌之助(男爵)の別邸で、岩崎家建築技師の清水仁三郎の設計による「木造平屋建・入母屋桟瓦葺・銅板葺四方下屋付き」である。明治期箱根の和風別荘建築を代表する遺構のひとつ。
庭園内に湧き出す自家源泉(湯本第12号泉)を含め、6つの源泉を利用し、総湯量は最大で720ℓ/分と豊富。すべてのお風呂で循環・加温・加水は一切なく、100%源泉かけ流しである。屋外水位装置による自然流下方式で排水し、常に新鮮な源泉が湯船に注がれる。源泉の温度が66.3℃(使用位置50℃)のため、気候に合わせ常時機械により湯の温度を調整している。
三菱の創業者・岩崎彌太郎の弟であり、三菱財閥の2 代目総帥である岩崎 彌之助(男爵)の別邸で、岩崎家建築技師の清水仁三郎の設計による「木造平屋建・入母屋桟瓦葺・銅板葺四方下屋付き」である。明治期箱根の和風別荘建築を代表する遺構のひとつ。
庭園内に湧き出す自家源泉(湯本第12号泉)を含め、6つの源泉を利用し、総湯量は最大で720ℓ/分と豊富。すべてのお風呂で循環・加温・加水は一切なく、100%源泉かけ流しである。屋外水位装置による自然流下方式で排水し、常に新鮮な源泉が湯船に注がれる。源泉の温度が66.3℃(使用位置50℃)のため、気候に合わせ常時機械により湯の温度を調整している。
箱根湯本温泉 吉池旅館
旧岩崎別邸 庭園「山月園」
旧岩崎別邸 庭園「山月園」
旧岩崎別邸 一万坪回遊式日本庭園 「山月園」
国登録文化財 旧岩崎別邸和館と庭園「山月園」
登録有形文化財
一万坪回遊式日本庭園「山月園」内配置(本館)
一万坪回遊式日本庭園「山月園」内配置(自家源泉)
旧岩崎別邸和館と一万坪回遊式日本庭園 「山月園」
旧岩崎邸別邸和館 1904年築(左:和館、右:洋館)
旧岩崎邸別邸和館 1904年築 (現存)
旧岩崎邸別邸洋館 1904年築 (関東大震災で崩壊)
別邸・庭園の横を流れる「須雲川」より引き入れた清流
ちなみに、三菱財閥3代目総帥は岩崎久弥(弥太郎の長男)、4代目総帥は岩崎小弥太(弥之助の長男)、5代目総帥は血縁・佐藤泰然(佐倉順天堂の創始者)のひ孫で、4代目小弥太の養嗣子に入った岩崎忠雄(泰然の子・董の孫)である。すなわち、5代目総帥・岩崎忠雄は、伊藤博文、陸奥宗光の後を継いで兵庫県知事、松方正義内閣&伊藤博文内閣の外務次官、松方内閣の露国公使&英国公使、松方内閣の英国大使、西園寺公望内閣の外務大臣などを務めた泰然の5男・董(泰然の娘婿・林洞海の養子となる:林董)伯爵の孫である。そして、岩崎忠雄の妻は、4代目岩崎小弥太の弟・岩崎俊弥の次女・淑子である。
また、董の実兄である男爵・松本良順(泰然の次男・順)は、西洋医学所(東京大学医学部の前身)頭取(内科学)、徳川家茂、慶喜、篤姫などの将軍侍医、幕府陸軍軍医、大日本帝国陸軍初代軍医総監、貴族院勅撰議員などを務めた。近藤勇、土方歳三、沖田総司など新撰組隊士の専属医でもあった。また、順や董の従姉妹(泰然の妹・きせの子)・佐喜の夫は、当方の親族でもあるが、順と共に徳川家茂などの将軍侍医、西洋医学所教授、東京大学医学部教授(解剖学)、初代医学部長、初代東大病院長を務めた花岡真節である。
こうして、三菱財閥の創業者一族・岩崎家は、佐藤家を通じて花岡家、三沢家、緒方家、箕作家、さらには神中家、長岡家、菊池家、鳩山家、美濃部家など学者一族と姻戚関係で繋がることになる。
また、董の実兄である男爵・松本良順(泰然の次男・順)は、西洋医学所(東京大学医学部の前身)頭取(内科学)、徳川家茂、慶喜、篤姫などの将軍侍医、幕府陸軍軍医、大日本帝国陸軍初代軍医総監、貴族院勅撰議員などを務めた。近藤勇、土方歳三、沖田総司など新撰組隊士の専属医でもあった。また、順や董の従姉妹(泰然の妹・きせの子)・佐喜の夫は、当方の親族でもあるが、順と共に徳川家茂などの将軍侍医、西洋医学所教授、東京大学医学部教授(解剖学)、初代医学部長、初代東大病院長を務めた花岡真節である。
こうして、三菱財閥の創業者一族・岩崎家は、佐藤家を通じて花岡家、三沢家、緒方家、箕作家、さらには神中家、長岡家、菊池家、鳩山家、美濃部家など学者一族と姻戚関係で繋がることになる。
旧岩崎別邸和館 母屋
旧岩崎別邸和館 母屋
旧岩崎別邸和館 茶室 「真光庵」 (徳川家16代目より継承)
母屋の右の芝生庭:当時の英国皇太子も滞在の洋館があった所
洋館は関東大震災で崩壊し、周囲を囲んでいたヒマラヤ杉(樹齢150年)がその名残りを留める
洋館は関東大震災で崩壊し、周囲を囲んでいたヒマラヤ杉(樹齢150年)がその名残りを留める
正面に岩崎邸洋館があった
一万坪回遊式日本庭園 「山月園」
庭園のすぐ横を流れる「須雲川」から7つの池に引き入れた自然の清流とおよそ500匹いるという鯉
旧岩崎別邸の一万坪回遊式日本庭園 「山月園」: 部屋からの眺め
一万坪の回遊式日本庭園である「旧山月園」
春:枝垂れ桜・八重桜・染井吉野・山桜・十月桜。夏:紫陽花・芙蓉・ユリ・ムクゲ・ノウゼンカズラ・百日紅。秋:真っ赤に燃えるようなイロハ紅葉が主体の紅葉。冬:寒椿・白梅・紅梅・青梅・桃・水仙・木瓜・河津桜などが四季折々に一万坪の回遊式日本庭園を飾る。
▼ 箱根湯本温泉にて静養 2016年11月
庭園「山月園」 部屋からの眺め
旧岩崎別邸和館
旧岩崎別邸 庭園「山月園」
▼ 箱根湯本温泉にて静養 2016年12月
庭園「山月園」
山荘庭園 部屋からの眺め
旧岩崎邸別邸和館
山荘庭園
庭園「山月園」ライトアップ
大浴場 (浴槽長さ:20m、最深部:立ち湯:1.1m) 100%源泉かけ流し
庭園露天風呂
部屋付き露天風呂
▼ 箱根湯本温泉にて静養 2017年1月
山月園 部屋からの眺め
旧岩崎別邸和館
紅梅のつぼみ開き始める 山月園
南天の実成る 山月園
関東最初の水力発電所「箱根電燈発電所」設置跡 (本館玄関横)
明治の元勲・山縣有朋の茶室「暁亭」を本館に移築保存 電力王・松永安左衛門もこの茶室を愛した
世界屈指の山岳鉄道:小田原馬車鉄道・電気鉄道(今日の箱根登山鉄道の前身)湯本駅跡
■「電力王」「電力の鬼」と呼ばれた松永安左エ門
明治8年、長崎県壱岐島の旧家の長男に生まれ、14歳で福沢諭吉を慕い慶応義塾へ入塾。石炭商で大儲けし、北九州での電力に目を向け九州電気株式会社を設立、電力業経営へと注力する。東邦電力(九州電力の前身)を中心に、東北電気、東京電力など約100社を支配下に置き、昭和26年、電力技術研究所を設立(のちに電力中央研究所に改組)。電力設備の近代化と電源開発を推進し、昭和46年、96歳で亡くなるまで電気事業の世界に、そして経済界、産業界、政界に多大の影響を与え続け、近代日本の発展を導いた。とくに、戦後日本の高度経済成長の礎となる電気事業の分割民営化を成し遂げ、「電力王」「電力の鬼」と呼ばれた。勲一等瑞宝章叙勲者。
古美術収集家、茶人としても知られ、益田孝(「鈍翁」・三井コンツェルン設立者・男爵)、原富太郎(「三渓」・明治〜大正前期の実業家。富岡製糸場所有・絹貿易の富で横浜復興)と共に、「耳庵」の号を持つ近代日本三茶人の一人。箱根における登山電車の運行のためには水力発電所の建設が必須であったが、とくに湯本〜強羅間の電気鉄道建設(小田原電気鉄道KK、現在の箱根登山鉄道)では強羅開発のときに小田原の掃雲台に別邸を持つ益田孝や益田の義兄弟の明治元老・山縣有朋、政治家・実業家の井上馨、福澤諭吉の婿養子で大同電力の初代社長・福澤桃介らと尽力している。昭和21 年(1946年)に住居を小田原に移す。収集した古美術品の一部は東京国立博物館に寄贈し、残りは自宅庭に建てた記念館「松永記念館」に収蔵したが、現在は福岡市美術館や京都国立博物館などに分蔵されている。
古美術収集家、茶人としても知られ、益田孝(「鈍翁」・三井コンツェルン設立者・男爵)、原富太郎(「三渓」・明治〜大正前期の実業家。富岡製糸場所有・絹貿易の富で横浜復興)と共に、「耳庵」の号を持つ近代日本三茶人の一人。箱根における登山電車の運行のためには水力発電所の建設が必須であったが、とくに湯本〜強羅間の電気鉄道建設(小田原電気鉄道KK、現在の箱根登山鉄道)では強羅開発のときに小田原の掃雲台に別邸を持つ益田孝や益田の義兄弟の明治元老・山縣有朋、政治家・実業家の井上馨、福澤諭吉の婿養子で大同電力の初代社長・福澤桃介らと尽力している。昭和21 年(1946年)に住居を小田原に移す。収集した古美術品の一部は東京国立博物館に寄贈し、残りは自宅庭に建てた記念館「松永記念館」に収蔵したが、現在は福岡市美術館や京都国立博物館などに分蔵されている。
▼ 箱根湯本温泉にて静養 2017年2月
一万坪回遊式日本庭園「山月園」 部屋からの眺め
旧岩崎別邸
旧岩崎別邸と回遊式日本庭園 「山月園」 河津桜満開
山月園庭内に湧き出す自家源泉(湯本第12号泉)
梅と桜の競演 (左:紅梅、右:河津桜)
大浴場 (浴槽長さ:20m、最深部(奥)・立ち湯:1.1m) 100%源泉かけ流し
▼ 箱根湯本温泉にて静養 2017年3月
旧岩崎別邸和館と一万坪回遊式日本庭園 「山月園」
アオサギ 優雅な姿に似合わず、鯉を捕食するためか、池には周年生息している
一万坪回遊式日本庭園 「山月園」
旧岩崎邸別邸和館
山月園 部屋からの眺め
大浴場 (浴槽長さ:20m、最深部:立ち湯:1.1m) 100%源泉かけ流し
庭園露天風呂