白梅が例年よりひと月早く開花!
早梅や春告げ鳥も惑うらむ 2017年1月19日〜
気象庁による梅の開花日は、標本木に5〜6輪の花が咲いた日で決まるが、庭の白梅が例年よりひと月早く開花した。梅の花は、夏に花芽ができ、秋に休眠に入り、冬の低温で休眠から目覚め(休眠打破)、春先の気温の上昇とともに成長・開花する。したがって、この休眠打破のためには適当な低温と時間が必要であり(低温要求)、開花日が早くなるか遅くなるかは、1月以降の気温に大きく影響を受ける。(窓越しの撮影)
突然の小春日和で開花促進 2017年1月29日
連日の小春日和で一挙に満開。1月末にメジロ(幼鳥)の来訪は初めて
連日の小春日和で一挙に満開し、例年2月中旬以後に来訪のウグイスならぬメジロが初めて1月末に来訪した。しかも、幼鳥ばかりが頻繁に往来し始めた。(窓越しの撮影)
「梅にウグイス」という取り合わせは、和歌などの言葉だけでなく、花札をはじめ絵画にもよく見かけられるが、実際には梅の蜜を吸いに来るのはメジロであり、藪の中で虫を食べるウグイスが梅の蜜を吸いに来ることは少ない。平地でのウグイスは梅が開花する2月中旬ごろから頻繁に鳴き始める(初音)が、これは「縄張りを宣言する」ためや「縄張り内での安全の知らせ(ホーホケキョ)や危険の知らせ(ケキョケキョ)」のための合図だという。ウグイスは警戒心が非常に強く、鳴いている時でも姿を現すことはほとんどなく、薮の中から出ることは稀である。すなわち、古来より和歌や絵画に使われる「梅にウグイス」という取り合わせは、「梅の花」に「ウグイスの声」という2つの早春を代表する風情を合わせて、より審美的に季節の趣を表現しようとしたものである。言葉では「成句」として使われている。
ウグイス色とはメジロの体色のような鮮やかな色ではなく、茶と黒の混ざったような緑色をいい、鶯茶ともいう。実際のウグイスの体色は薄い茶褐色である。
ウグイス色とはメジロの体色のような鮮やかな色ではなく、茶と黒の混ざったような緑色をいい、鶯茶ともいう。実際のウグイスの体色は薄い茶褐色である。
梅の蜜を吸うメジロの群れをヒヨドリが来ては追い払う光景頻繁なり 2月〜
ヒヨドリのエサ場争い
梅の蜜を吸うメジロの群れにヒヨドリが来てはメジロを追い払う光景が頻繁にみられる。
梅の蜜を吸うメジロの群れにヒヨドリが来てはメジロを追い払う光景が頻繁にみられる。