成城通りの銀杏並木:黄落始まる −移ろいやイチョウ黄落散歩道−|「生命と微量元素」講座<荒川泰昭>

「生命と微量元素」講座

成城通りの銀杏並木:黄落始まる

移ろいやイチョウ黄落散歩道  2013年11月28日

イチョウ(銀杏、公孫樹、鴨脚樹、学名:Ginkgo biloba)は、裸子植物門イチョウ綱イチョウ目イチョウ科イチョウ属に属する一科一属一種の雌雄異株の落葉性高木で、高さ30m、直径2mにも成長する中国原産の裸子植物。日本名「銀杏(ぎんなん)」の 音読み“ギンキョウ”「Ginkjo」が「Ginkgo」と誤植したことで、今の属名「Ginkgo」になったという。

イチョウ科の植物は、世界古来の樹木の一つであり、恐竜が温暖湿潤な気候の下で大型化し大繁栄を極めた中生代(三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の3区、約2億5200万年前〜6600万年前)から、とくに地球上で植物が繁茂したジュラ紀(約1億5千万年前)から新生代にかけて世界的に繁栄し、世界各地(日本では山口県や北海道)で化石が発見されており、またそのころの植物ではイチョウだけが現存しているため、ダーウィンは「生きた化石」と呼んでいる。

イチョウの葉は長柄・扇形で、葉にはフラボノイド配糖体およびテルペンラクトンが含まれる。雄花は花柄の頂端に2つあり、盃上の心皮の上に裸の胚珠が1つ付き、花粉は春になると胚珠に入り、その中の花粉室で生育し、9月上旬に精子を出して受精する。種子は核果的で、熟すと外皮は黄色くなって異臭を放つ。

成城通りの銀杏:黄落始まる

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