新規抗がん剤の開発
新規抗がん剤:早く完成させておけばよかった!
虎の門病院呼吸器センター内科にて右肺上葉にがん容疑の結節を確認し、呼吸器外科にて右肺上葉を切除しました。退院後、術後のケアは再度、呼吸器内科で受療することになりましたが、思いがけずも病期IB期肺腺癌に対しては術後のアジュバント療法(補助療法)としてテガフール・ウラシル配合剤(UFT)療法を勧められました。
UFTの作用中心である5−フルオロウラシルは、私の開発したスズ制癌剤(シスプラチンの代替として)の研究の過程で、30年も前に核(DNA)アタックの制癌剤の1例として対照に利用していたもので、「害多くして効少なし」の副作用の強いものでしたので、一瞬びっくりしました。
さらに、日本肺癌学会の診療ガイドラインを調べて見て二度びっくり、病期T期では5−フルオロウラシル、病期U期、V期ではプラチナ(シスプラチン)が非小細胞肺癌の術後補助化学療法として推奨されておりました。30年来、全く進歩していないことに驚くと同時に、核ではなく膜情報伝達系(PI代謝回転やチロシンキナーゼ介在)をブロックする新規抗がん剤:スズ制癌剤をもっと自らの手で完成させておけばよかったと後悔している次第です。
UFTの作用中心である5−フルオロウラシルは、私の開発したスズ制癌剤(シスプラチンの代替として)の研究の過程で、30年も前に核(DNA)アタックの制癌剤の1例として対照に利用していたもので、「害多くして効少なし」の副作用の強いものでしたので、一瞬びっくりしました。
さらに、日本肺癌学会の診療ガイドラインを調べて見て二度びっくり、病期T期では5−フルオロウラシル、病期U期、V期ではプラチナ(シスプラチン)が非小細胞肺癌の術後補助化学療法として推奨されておりました。30年来、全く進歩していないことに驚くと同時に、核ではなく膜情報伝達系(PI代謝回転やチロシンキナーゼ介在)をブロックする新規抗がん剤:スズ制癌剤をもっと自らの手で完成させておけばよかったと後悔している次第です。
新規抗がん剤の開発:スズ抗がん剤
▼ 有機スズによる新規抗がん機構の発見
ー膜情報伝達系阻害による増殖抑制ー
▼ シスプラチン(白金)に代わるものとして脚光を浴びる
スズ抗がん活性の発見に対する米国立癌研究所(NCI)・制癌部長 Narayanan による国際会議における称賛演説 (資料の一部を示す)
研究詳細については掲載不可